『ぎっくり腰』を経験した人はほぼ必ず経験するであろう問題・・・
それは「寝るときにどうするか?」問題だと思います。
今回はぎっくり腰になった際に気をつけておくべき夜の寝方について解説していきます!
もちろんぎっくり腰の方だけでなく慢性的な腰痛で悩んでいる人も共通する解説なので是非参考にしてくださいね♪
ぎっくり腰の基本的な認識として
あなたにとって『ぎっくり腰』は一体どんなイメージでしょうか?
何となく
・ちょっとしたことで動けなくなってしまう怖いもの
・男の人が多い
・肉体労働の人によく起こる
・経験してないけど大袈裟な気がする
などのイメージではないでしょうか?
10年以上現場で見てきた自分がまず皆様に知っておいていただきたい認識があります!それは「前触れが無かったとしてもぎっくり腰は必ず疲労が土台にある」ということです。
日頃の疲労やストレスに向き合っていなかった人が身体の警報に気が付かず最終的に起こるのが『ぎっくり腰』なんです。それに加えて「確実に原因は一つじゃない」のも大事な認識です。
痛みに悩まされている大体の方は『この痛みが起こった原因は何でしょうか?』と聞いてこられます。
自分はその方には『原因を言い出したらキリがない話なので、長引かせない方法と次に起こらないような対策を考えていきましょう』とお伝えしています。原因を見つけられない訳ではありませんが、あくまでも予測の範疇で原因を見つけたところで、それが解決策にならないことも多いです(仕事でのストレスが原因など・・・)。
なので本質的にお伝えしたいことは『今の状態を早く解決して、次に起こらない為の現実的に可能な対策に目を向けましょう』ということです。
前置きが長くなりましたが、その為の『寝方』の解説をしていくので最大限活用していただけると嬉しく思います!
ぎっくり腰の際の楽な寝方
ぎっくり腰のときは、マットレス、枕、ベッドなど寝具の種類も気をつけなければなりません。とくにぎっくり腰のときは柔らかいマットレスを寝具に使うのはおすすめしません。低反発のマットレスは腰が沈み込むため、起き上がるときや寝返りするときに、負担がかかってしまいます。
また、寝具だけではなく寝方にも気を付ける必要があります。この項目では、ぎっくり腰になったときにおすすめしたい寝方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
仰向けでの寝方
仰向けで寝るときは、タオルや毛布を用意します。膝の下に丸めたタオルや毛布を敷いて、膝を90度に曲げて寝るのがおすすめです。足の位置を高くすることで腰への負担が軽減します。
両足を伸ばしたままにしていると、骨盤が引っ張られて腰に負担がかかってしまうので、必ず曲げた姿勢をとりましょう。
横向きでの寝方
横向きで寝るときは、足を曲げて両ひざにクッションを挟んで腰と脚を水平にすると楽に寝られます。横になるときは、痛い方を上にしましょう。また、少しだけ体を丸めると、より楽に寝ることができます。
横向きで寝ても痛みがひどい場合には、抱き枕を使うのもひとつの方法です。自然な姿勢で抱けるサイズの抱き枕を用意しておきましょう。
知らないと怖い?ぎっくり腰でNGな寝方
ぎっくり腰のときは、自分にとって楽な姿勢で寝ることが大事です。しかし、実はNGな寝方をしていることもあります。そこで、ぎっくり腰のときのNGな寝方について解説します。
腰の下にタオルを挟む
腰の下にタオルやクッションなどを挟んで寝ると、体の歪みを招いてしまい、腰痛が悪化するおそれがあります。とくに習慣的に腰の下に挟んでいる場合は注意が必要です。
腰のクッションが厚すぎると背中が曲がり、反り腰になってしまいます。一方、クッションが薄すぎると、体の重みが腰に集中してしまい、負担が増加する可能性があります。
うつ伏せで寝る
うつ伏せも腰に負担が大きい寝方のひとつです。長期間、うつ伏せで寝ていると腰の緊張が強くなるので、腰痛を悪化させる可能性があります。また、起床時に腰で起き上がるので、痛みを加速させます。
うつ伏せで寝るのが楽と感じる人は、腰椎の柔軟性が低下傾向にあります。その場合は、改善する必要がありますので、骨格、姿勢のプロに相談すると良いでしょう。
寝返りを打たない
寝返りをすることで体の緊張が緩和し、体重がかかる向きが変えられるため、片方に負担が偏ることもありません。「寝返りをすると腰が痛いから」と、体を固定させて寝るのはNGです。
寝返りが打ちやすい寝具を使うことが大切です。柔らかすぎる寝具は寝返りしづらいので避けましょう。高反発のマットレスは自然な寝返りをサポートしてくれます。
また、横向きで寝るときは抱き枕を使いましょう。抱き枕がない場合は、いろいろなクッションで試してみてください。
痛い方を下にする
腰が痛む方向を下に寝ると血流が悪化して、回復が遅れてしまう可能性があります。また、血流を悪化させるだけでなく、腰が過緊張になることで痛みがひどくなることも。とくに横向きに寝るときは、痛い方を上にして寝ましょう。
同じ向きでしか眠れない人は、体の歪みや緊張を改善したり体をほぐしたりすると、あらゆる姿勢でも楽に寝られるようになります。まずプロの人に症状を説明しましょう。
コルセットをつけっぱなしにする
腰が痛いからとコルセットをつけっぱなしにして寝るのはNGです。腰を長時間締め付けるので、血流が悪化して痛みが改善しません。また、筋肉の過緊張により痛みが取れにくくなるので注意しましょう。
ただし、脊椎の圧迫骨折の場合はコルセットが必要です。ぎっくり腰の場合は、寝るときには外して体を解放してあげましょう。
腰痛を軽減させる寝方は長く続けない
ぎっくり腰のときの寝方は、一時的な腰の痛みへの対処法なので同じ寝方を続けないように注意しましょう。正しい寝方と腰痛を軽減させる寝方は異なります。ぎっくり腰がおさまったら、普段の正しい寝方に戻さなければなりません。
正しい寝方は、仰向けで背中や腰をしっかりマットレスや布団につけるような姿勢です。腰痛を和らげる寝方は正しい寝方ではないので、腰痛のときだけにとどめましょう。いつまでも腰痛のときの寝方をしていると、腰の状態がどんどん悪化してしまいます。
ぎっくり腰の痛みを緩和させる方法
ぎっくり腰は、個人差もありますが、完治するには1ヶ月以上かかることもあります。症状が強い場合は2~3日は、なるべく安静にして過ごしましょう。無理に動こうとすると、より腰を痛めてしまうおそれがあります。
とにかく早く改善したい方は『てんぱくばし整体院』にご相談ください。当院では、ぎっくり腰になったお客様に対して、安全かつ改善を感じられるように筋肉や骨格、自律神経の調整を行っています。
痛みの本元を探ることで、早めに改善する可能性があるため、ぎっくり腰になってしまったときは、ぜひお問い合わせください。
ぎっくり腰の再発を予防するには
ぎっくり腰は再発しやすいといわれています。再びぎっくり腰になると生活に支障をきたしてしまうので、できるだけ予防しておきたいものです。
ぎっくり腰の再発を防ぐには、適度な運動が必要です。普段から体を動かして筋肉をほぐしておかなければなりません。
また、荷物の持ち方に気をつけることが大事です。特に大きな荷物を持ち上げる場合は、腰ではなく膝を曲げて太ももなどの力を使って全身で持ち上げるようにしましょう。上半身だけで持ち上げると、腰に負担がかかってしまいます。
ほかにも、姿勢を改善することも意識しましょう。姿勢が悪いと腰に負担がかかってしまい、ぎっくり腰になりやすくなります。
まとめ
以上がぎっくり腰の基本的な考え方と正しい寝方についての解説になります。
ぎっくり腰は条件さえ整ってしまえば年齢・性別関係なく誰にでも起こりうるものです。
特に普段から腰痛を感じている方はとても注意が必要です。
対策は大事ですが、無理に一人で解決しようとはせず、歩いて動ける程度なら『てんぱくばし整体院』にご相談ください!
早く復帰する為の施術を行うことが可能なのでお気軽にご相談ください。