夏の「重い」「だるい」なんでかご存知ですか?

自律神経

こんにちは!てんぱくばし整体院です。

梅雨を迎え、体調がすぐれない方も多いのではないでしょうか?

「なんとなく身体がだるいなー」「身体がずっと重だるい感じがする」「外は暑いんだけど、身体は冷えているような気がする…」など、実は夏の体調管理は、ポイントを抑えないと結構難しいんです^^;

「検査をしても異常がないから大丈夫なんじゃないの?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、旅行やお出かけを最大限に楽しめるシーズン…体調に振り回されず快適に過ごしたくないですか?そんな時にはなんとなくの不調を解決してくれる東洋医学の力を借りてみましょう!

今回は夏を快適に過ごすポイントを、先程の東洋医学も絡めつつ解説していきます♪

そもそも!!このだるさはなぜ起こるのかというと、ずばり。カラダの中の「気」「血」「水」のバランスが崩れることが一つの原因と東洋では考えられています。この中医学でよく耳にする「気」「血」「水」は、イメージでいうとカラダを支える大事な3つの柱の役割をしているものです。

気(き)・・・目に見えない、人のカラダを支えるすべての原動力(エネルギー)のこと。
血(けつ)・・・全身の組織や器官に栄養を与える、血液に近いイメージの物質。
水(すい)・・・飲べ物の水分を取り込んで、人の体に必要な形に変化した体を潤す物質。気血水とは~元気を養う健康法 - 漢方ライフ- 漢方を始めると、暮らしが変わる。

この3つがバランス良くカラダを巡ることで健康で元気に過ごせる、と東洋では考えます。

そして、この3つはお互いに影響しあっている為、どれか1つでも不足したりすると他の2つのバランスも崩れてしまいます。バランスが崩れうまく巡らないと、カラダに様々な不調が出るようになると考えられているのです。

特に蒸し暑い日本の夏は、外と冷房の効いた室内の気温差が10度以上となることもあり、急激な温度変化や湿度の変化、それに伴う体力「気」の消耗などで、それが夏の間長期的に続くことでエネルギー不足によるだるさや疲れを起こすのです。実はチラッと触れた「冷え」も、体を温めるエネルギーが足りなくて起きている事のひとつだったりします(^^;;

他にもカラダに溜まった余分な熱を外に出すことが上手く出来なくなったり、湿度が高いせいで汗をうまくかけないということも「水」の巡りを悪くするため、余分に溜まった水分が疲れやだるさの原因につながることもあります。

じゃあ具体的にどうしたらいいのか、というと中国最古の医書「素問(そもん)」には「夏の季節は〈生長(せいちょう)〉という植物が成長する季節。適度に運動をして1日1回は発汗するように」と書かれています。それを踏まえてポイントをまとめると…

  1. この時期に汗をしっかりかく。…冷房のきいた部屋ばかりで過ごさず、仮に冷房のよく効いたオフィスに長時間い流のであれば冷房対策はマスト。長袖の羽織りものやブランケットや靴下、レッグウォーマーなどが◎。夏こそ冷えに気をつけないと、「気」も「水」もどんどん消耗してしまいます!
  2. 湯船は積極的に浸かる。…夏はシャワーだけという人も多いですが、湯船に浸かることのがオススメ。冷房で冷えたカラダの芯から温めるのに湯船は最適。夏の身体は思ってるより冷えてます!
  3. 夏は胃腸を労わる食生活を意識する。…「気」を作り出すのが「脾胃(ひい)」(消化器系)だと中医学では考えられています。胃腸に負担をかけすぎるとエネルギーを作り出せなくなる為、食事はあっさりした味付けに薬味(ねぎ・生姜・シソ・ゴマ・みょうがなど)をたっぷりと摂ると「気」を作りつつ、巡りも促されるため◎

暑いからといって冷たいものやそれに合う脂っこいものや、しょっぱいものの食べ過ぎには注意!せっかくなら生活を少しだけ見直して快適な夏にしましょうね♪

またこういった症状には漢方薬もよく用いられますが、「自分の体質がわからない…」「何が自分に合っているんだろう」など、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

 

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