こんにちは!てんぱくばし整体院です。
「手足が冷えるなー」「夕方になると足が浮腫んで…」そんな経験ありませんか?″冷えや浮腫(むく)みは、病気ではない″という考え方が一般的かと思いますが、東洋医学的に診ると実は見逃してはいけない身体からのサインが隠れているのです!
浮腫み、というと水分をイメージする方が多いのではないでしょうか?水の役割として、栄養を全身に巡らせ体温調節をするなど、生命活動の一端を担っています。そんな水ですが、巡りが悪くなりカラダに溜め込んでしまうと一変、不調を引き起こす原因となってしまうことがあります。
こうした状態のことを中医学では「水滞(すいたい)」と言います。「水滞」とは読んで字のごとく、水の代謝が悪く、水の排出が滞っている状態のことです。
「水滞」の方の特徴は、血虚(けっきょ)という身体に血が足りないタイプ。そのため栄養がまわらず、本来血で満たせるところに水が入ってきてそれを溜め込み、冷えるタイプ。
他にも…
□水分をよく摂るのに、トイレの回数がやたらと少ない。
□お腹を触ると冷たい、またはお腹がちゃぷちゃぷする。
□夕方になると足が浮腫み、ふくらはぎを親指で押したら凹んでなかなか戻らない。(靴下のゴム跡はクッキリと残る)
□くよくよしたり、落ち込んだりしやすい。
□曇りの日や雨が降ると体調をくずしやすい。
など、当てはまる項目がある方もいるのではないでしょうか?
そんな水滞を放っておくと陥るむくみと冷えの二重苦で…冷えの原因はいくつかありますが、主にカラダの中に水分をため込んでしまい、水分が身体を冷やしてしまう事があげられます。さらに、水をため込んだり血流が悪くなる事と、水分代謝が低下してむくみが発生します。
またむくみによる余分な水分が血管やリンパ管を圧迫し、血行を悪化させてめぐりが悪くなり、カラダはいっそう冷え、むくみがとれない・・・。この状態が慢性化してしまうと疲労体質によって、身体のいたるところに痛みや重だるいなどの症状が出やすくなります。
ここまで来ると身体の不調の負のループから自力で抜け出せなくなるので要注意!
そうなる前に自分の身体のサインに気づけるといいですよね。
浮腫みだからと言って甘く見ないようにしてくださいね!